
ビジネスフィンランドとの覚書締結について
株式会社北國フィナンシャルホールディングス(代表取締役社長:杖村 修司)とBusiness Finland(本部:フィンランド共和国ヘルシンキ、Director General:Lassi Noponen)は、イノベーションの推進および不動産・インフラ開発における協力体制の構築を目指し、覚書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
本覚書に基づき、両社は情報交換や人的交流、企業のビジネスマッチングなどを通して、イノベーションの推進や不動産・インフラプロジェクトでの協力体制を深め、両国におけるビジネス機会の促進に貢献するべく、取組みを進めてまいります。

締結式の様子

Business Finland Senior Director Mirja Kaarlela(左)北國 FHD 杖村修司(右)
背景・目的
フィンランドは世界幸福度ランキングで8年連続1位を獲得するなど、手厚い社会福祉と教育の質の高さが世界的に高く評価される北欧の先進国です。森林と湖が国土の大半を占め、自然環境の保全にも積極的に取り組んでおり、近年はスマートシティなどのデジタル領域においても先進的な取組みを行っております。
そして、北陸地区は日本海に面し、豊かな自然環境と四季の変化に富んだ風土を有する地域です。伝統工芸や歴史的文化遺産が多く、観光資源としても高い評価を受けています。近年は北陸新幹線の延伸により、首都圏とのアクセスが向上し、経済・産業面での発展が期待されています。
このように両地域には、厳しい冬の気候や自然との共生、人口規模、そして地域文化を尊重する姿勢など、共通する特徴が数多くあります。さらに、地域性の共通点に加え、デジタル領域の強化やウェルビーイングを重視する姿勢など、当社との共通点も数多くあります。これらの共通点を背景に、北陸地区に本店を置く当社とビジネスフィンランドは、覚書を締結しました。
本提携は、フィンランドの先進的な取組みから得られる知見を活用し、イノベーションや不動産・インフラプロジェクトでの協力体制の構築、北陸地域の教育・環境・ウェルビーイングなど様々な分野の発展と相互連携の促進を目的としています。また、現地企業との交流・協業を通じて、北陸地域の都市開発や地域ブランド価値の向上を図り、持続可能な地域経済の形成につなげていきます。
代表者からのコメント
Business Finland Senior Director Mirja Kaarlela
「この協定は、フィンランドと日本の永続的で信頼に満ちたパートナーシップにおける重要な節目となるものであり、持続可能性、イノベーション、デジタル技術の進歩、そしてグローバルな競争力に対する我々の共通のコミットメントを反映しています。我々は、これらの分野や他の多くの分野で協力を深め、共創のための新たな機会を探求し、両国およびグローバルコミュニティに利益をもたらすソリューションを推進していくことを楽しみにしています。」
北國フィナンシャルホールディングス 代表取締役社長 杖村修司
「フィンランドは世界最高水準の幸福度や教育、豊かな自然と最先端のデジタル技術が共存する“未来志向”の国です。このたびの連携を通じて、地域から世界へ、より良い社会を共に創り出す挑戦を、両国のパートナーシップで加速してまいります。」
参考
ビジネスフィンランドについて
ビジネスフィンランドはフィンランドのイノベーション、資金提供、貿易、投資、観光促進を行う組織です。ヘルシンキに本部を置き、世界中に約40のオフィス、フィンランド国内に20の地域オフィスを持っています。企業の国際展開やグローバル市場での成功を支援する「Team Finland」ネットワークの中核を担っています。
https://www.businessfinland.fi/suomalaisille-asiakkaille/etusivu
北國フィナンシャルホールディングスについて
北國フィナンシャルホールディングスは石川県金沢市に本社を置き、北陸三県を拠点にファイナンス事業やコンサルティング、キャッシュレス・デジタル推進、投資事業などを展開しています。「Quality Company, Good Company,」をスローガンに、地域社会と共に豊かな未来を築くことを目指しています。
https://www.hfhd.co.jp/