「ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合」による投資実行について
株式会社北國フィナンシャルホールディングスの子会社である株式会社QRインベストメント(代表取締役:浜野 文雄)とHED有限責任事業組合(代表パートナー:髙田 諭)は、共同で設立した、ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合(以下、当ファンド)より、このたび、株式会社リハス(本社:石川県金沢市、代表取締役:岩下 琢也「以下、リハス」)に投資を実行したことをお知らせいたします。
株式会社リハスについて
「福祉が地域を支える社会の実現」
リハスは、作業療法士であった岩下琢也氏が2012年1月に創業した医療福祉のスタートアップであり、主に就労支援サービスや訪問看護などを展開しています。
日本国内の障がい者数は1,160万人で年々増加傾向にあり、国民のおよそ10人に1人が何らかの障がいを有している計算になります。特に、障がい者の高齢化や、中重度の障がい者の日中支援、社会参加の場の提供に関する課題は依然としてあり、働きたくても働けていない人が数多く存在したままとなっています。リハスでは、独自の就労継続支援B型事業所である「リハスワーク」の展開に注力し、この課題解決に取り組んでいます。
これまでに医療・福祉施設を全国に56拠点(令和6年9月現在)展開しており、医療福祉専門職の社員を約7割有し、専門職監修により、障がいの程度が中重度な方に対しても、障がい特性、生活特性に合わせた生産活動支援・就職支援の実施可能な体制を整えております。また、それらのサービスモデルを標準化することで、SFC(ソーシャルフランチャイズ)含め、就労支援サービスを全国に広く展開しています。
今回の資金調達を通じて、専門職人材の採用と育成、事業所の展開をさらに加速させ、地域への貢献機会の拡大を目指します。また、企業との共創を通じた障がい者の活躍も加速させていきます。少子高齢化等の進展に伴い、企業の人材不足の課題が深刻化している中、これまで社会進出が困難であった障がい者、特に中重度の障がい者に対しても、その能力を最大限に発揮できる環境やアプローチを提供することにより、企業の人材不足と障がい者活躍の双方の課題を解消します。それにより、企業を共創パートナーとして社会全体のSX(Sustainability Transformation)を推進しています。
出資の背景について
年々増加する障がい者数と高齢化・中重度化は、北陸地域のみならず日本全体の大きな社会課題であり、また、特に地域企業においては、その慢性的な人材不足は重大な経営課題となっています。リハスが手掛ける就労継続支援B型の就労サービスは、これらをつなぎ合わせ、双方の課題解決を両立するものとして期待されており、充実した医療福祉専門職の配置等により標準化されたモデルで、全国展開を加速しています。
当ファンドでも、北陸地域でのコミュニティ支援に留まらず、その事例を他地域に展開するサポートを行うことで社会全体のSX(Sustainability Transformation)を共に推進し、北陸発の障がい者活躍を牽引する同社の成長を支援して参ります。
出資先の会社概要
会社名 | 株式会社リハス |
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代表者 | 代表取締役 岩下 琢也 |
本社所在地 | 石川県金沢市広岡3丁目3-77 JR金沢駅西第一NKビル6F |
事業内容 | 在宅医療事業、障害者就労支援事業、福祉施設と企業のマッチング事業 |
ホームページ | https://rehas.co.jp/ |
本ファンドの概要
名称 | ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合 (略称:ほくりくスタートアップコミュニティファンド) |
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設立 | 2024年4月8日 |
ファンド総額 | 目標30億円 |
出資者 | 無限責任組合員(GP): 株式会社QRインベストメント HED有限責任事業組合 有限責任組合員(LP): 株式会社北國銀行 株式会社北國新聞社 ※順次募集中 |
存続期間 | 10年(但し、合意により最大2年間の延長可) |
投資対象 | ・北陸地域に本店及び重要拠点を有する企業 ・北陸地域に所縁のある者(出身者等)が経営する企業 等 |