「のとSDGsファンド」による投資実行について
株式会社北國フィナンシャルホールディングス(代表取締役社長:杖村 修司)グループの株式会社QRインベストメント(本社:石川県金沢市、代表取締役:浜野 文雄)とBPキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:松多 洋一郎)は、共同で設立した奥能登SDGs投資事業有限責任組合(以下「のとSDGsファンド」)よりナオライ株式会社(本社:広島県呉市、代表取締役:三宅 紘一郎、以下 ナオライ)へ投資実行したことをお知らせいたします。
ナオライ株式会社について
多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぎたい。そのような想いで2015年に広島県呉市で創業したのがナオライです。広島県神石高原町に酒蔵を設立し、各地の日本酒酒蔵から仕入れた純米酒を原料に造る熟成酒「浄酎」の製造・販売・輸出を推進しています。極限まで熱を加えない蒸留技術である「低温浄溜」の発明により、日本酒由来の豊かな香りと風味をそのままに、常温での長期保存が効くお酒を開発しました。時間が経つごとに熟成が進み、深みが増す「浄酎」は、国内外で需要が飛躍的に伸びているジャパニーズウイスキー市場への輸出を行い、日本酒産業全体の新たな販路を開拓します。
商 号 ナオライ株式会社
代表取締役 三宅 紘一郎
本社所在地 広島県呉市豊町久比3960番地
酒蔵所在地 広島県神石郡神石高原町小畠1729-3
事業内容 熟成酒「浄酎」の製造・販売・輸出
ホームページ https://naorai.co/
出資の背景について
ナオライ独自の蒸留技術である「低温浄溜」により開発された「浄酎」の製造・販売・輸出は、被災した能登の酒蔵の「創造的復興」実現に大きく寄与するものであると判断いたしました。同社による取り組みは、震災による影響がいまだ色濃く残る能登半島の地域や人々のニーズに応え、持続可能な成長に貢献するものであることから、投資を実行いたしました。
のとSDGsファンドについて
本ファンドでは、内閣府の『SDGs未来都市』に選ばれた珠洲市をはじめとした能登地域を中心に地域の資産・資源を有効利活用した持続可能なビジネスの創出およびSDGsに資する事業を行う企業を支援するモデルを創り、社会変革の実現とSDGs達成に向けた最初の一歩を能登地域から踏み出すことを目指しております。
名 称 | 奥能登SDGs投資事業有限責任組合(略称:のとSDGsファンド) |
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設 立 | 2021年7月26日 |
出 資 者 | 無限責任組合員(GP) : 株式会社QRインベストメント BPキャピタル株式会社 有限責任組合員(LP) : 株式会社北國銀行 アステナホールディングス株式会社 興能信用金庫 のと共栄信用金庫 |
存続期間 | 10年(但し、合意により2年間の延長可能) |
投資対象 | ⮚ 能登地域のSDGs達成に資する事業を行う、日本国内に本店を置く非上場の株式会社 ⮚スタートアップ企業の場合、シード(プレシード含む)からレイタ―まで全ステージが対象 |
特 長 | ⮚持続的な環境・社会・経済を維持するために必要な事業を展開する企業の成長・承継・再生を支援 ⮚コンサルティングも含めた幅広い支援において北國銀行グループと連携 ⮚現地企業等が必要とする知見や技術を有する様々な企業とのコラボレーション |