次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクト
BaaS事業の開始について

株式会社北國フィナンシャルホールディングス(代表取締役社長:杖村 修司)グループの株式会社北國銀行(頭取:杖村 修司)は、次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクトにおいて、BaaS基盤を構築し、企業向けにBaaS事業を開始することをお知らせいたします。

BaaS(Banking as a Service)とは、企業が運営するサービスに対しAPIを介して銀行機能を提供する仕組みです。これによって銀行以外の企業が銀行機能を組み込んだサービスをユーザーに展開できるようになります。ユーザーは銀行を意識せず、企業のサービスの中で直接金融サービスにアクセスし、シームレスな顧客体験を享受できるようになります。まずは全国の法人をエンドユーザーとしてサービスを展開するフィンテック企業に対してBaaS基盤を活用いただき、フィンテック企業が使いやすいプラットフォームを目指して、機能拡充やサービス向上を進めてまいります。

当社は今後も、お客さまの利便性・生産性向上につながるサービスの提供と事業者の発展を通じた地域全体のイノベーションを実現してまいります。

リリース予定時期

2024年末予定

提供する銀行機能

・口座開設機能
・振込機能
・照会機能
・認証機能
・総合振込・給与振込機能 ※2025年度中に順次リリース予定

期待する効果

お客さまの生産性や利便性向上に寄与するサービスを提供する企業に対し、低コストかつ自由度の高い基盤を活用いただくことで、サービスとBaaS基盤が相互に発展を促進し、社会課題を解決するイノベーションを実現してまいります。そして当社がBaaS基盤の構築を目指す大きな目標には、「地域に金融機能を提供する」という狙いがあります。全国で活用されるサービスとして育ったBaaS基盤を地域に還元することが、地域全体の活性化につながると考えております。

当社は本事業で新たなビジネス機会の創出や、BaaS基盤構築における先進テクノロジーの知見を集積し、継続的な横展開を図ることで、技術の広がりと向上を期待しています。

次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクト

2023年1月に開始した次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクトは、より良い金融サービスの実現や銀行経営の効率化を推進するために、フルクラウドの金融サービスを備えた次世代地域デジタルプラットフォームをマルチクラウドで構築するプロジェクトです。

(参考) 2023 年1月13日リリース
マルチクラウドによる次世代地域デジタルプラットフォームの構築を目指したプロジェクトの検討を開始

■関連リリースはこちら
【BaaS事業第一弾】経理業務をワンストップ対応できるオンラインバンク「Finswer Bank」へバンキング機能を提供