NiX グループへのLPガス充填販売事業参入支援について

株式会社北國フィナンシャルホールディングス(代表取締役社長:杖村 修司)グループの株式会社北國銀行(頭取:杖村 修司)は、NiXグループ(以下、同社)によるインドネシア共和国でのLPガス充填販売事業参入にあたり、他金融機関と協調し、融資による金融支援を行いましたのでお知らせいたします。

同社は、インフラ技術サービス企業であるNiX JAPAN株式会社を中心に、国内15社、海外7社とグローバルに展開し、社会インフラの強化をはじめとした、インフラ技術サービス事業、DXサービス事業、海外事業、エネルギー事業(IPP)を成長の軸に据え、「SOCIAL DESIGNINNOVATOR(社会を築く、デザインを実装するブランド)」を目指されております。

今回、インドネシア現地法人を通じ、現地企業と新たなJV企業を設立し、東ジャワ州スラバヤにてLPガス充填施設を建設、LPガス充填販売事業を開始されました。今後、日本のガス会社との連携により、日本の優れた技術輸出の展開を検討し、エネルギー事業×海外事業による成長を目指しています。
本事業の資金ニーズにお応えするため、株式会社商工組合中央金庫および株式会社福井銀行と協調にてご支援させていただきました。

当社は今後も融資による金融支援のみならず、リース、コンサルティング、投資業務等、多岐に渡る北國フィナンシャルホールディングスグループの機能を活用して、お客さま、地域の成長・発展に向け価値を提供してまいります。

【事業概要】

NiX グループのインドネシア現地法人 PT. NiX Capital Indonesiaを通じて、インドネシアのLPガスプラントを保有・運営するPT. Arsynergy Resources(以下、ARSR)と、インドネシアで新たにJV企業のPT. Arsynergy NiX Indonesia(以下、ANI)を2023年3月に共同で設立。同年6月より東ジャワ州スラバヤ グレシック工業団地に建設していたガス充填施設がこの度竣工し、販売ライセンスを取得次第、3月中に販売を開始します。本事業の総投資費用は、土地、初期運転資金も含め、6百万ドル相当となり、初期事業規模として年間売上20億円を目指します。

ARSR はインドネシアにおいて、国営企業以外で数少ないガス処理プラントを保有・運営しており、JV企業のANIにおいてディストリビューター向けにホテルや飲食店など大型LPガスの提供を行います。旺盛な国内需要をとらえたLPガス生産供給力のあるARSRから調達を行うことにより、安定かつ価格競争力のある事業展開の実現が可能となっています。
今回のLPガス充填工場の稼働後、第2フェーズでは、日本のガス会社と連携し、スマートメーターや残量検知システムなど日本の優れた技術輸出の展開も検討し、さらなる事業拡大を目指していきます。