「ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合」による投資実行について

株式会社北國フィナンシャルホールディングスの子会社である株式会社QRインベストメント(代表取締役:浜野 文雄)とHED有限責任事業組合( 代表パートナー:髙田 諭)は、共同で設立した、ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合(以下、当ファンド)より、このたび、株式会社D&I(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林 鉄郎「以下、D&I」)に投資を実行したことをお知らせいたします。

株式会社D&Iについて

「障害者雇用のリーディングカンパニー」

D&Iは、「誰もが挑戦できる社会をつくる」ことをミッションに2009年に設立され、障害者専門転職・就職サービスや障害者雇用専門の求人サイト、コンサルティングや定着支援など、戦力としての障害者雇用を実現するためのソリューションをワンストップで提供しています。2018年に国内で初めて事業化したテレワーク型障害者雇用支援サービス「エンカク」は、これまでに200社で導入され、540名以上の就業支援実績があり定着率は90%以上となっています。
2024年4月に民間企業における障害者の法定雇用率が2.3%から2.5%に引き上げられ、2026年7月には2.7%へと段階的に上昇することになっています。また、現在、国内では約1160万人の障害者がいると推定され、そのうち18~65歳の総数は約460万人いる中、障害者の民間企業就業者は64万人程度の約14%にとどまっています(*1)。
障害者雇用をめぐる課題に社会がこれまで以上に深く向き合う必要性が出てくる中、D&Iでは、創業から15年間、一貫して障害者雇用に特化してきたことで蓄積したノウハウを強みに、障害者と企業の「出会いづらさ」と「働きづらさ」を解決するインフラカンパニーとして、真のDiversity&Inclusionの実現を目指します。

*1 厚生労働省「令和5年 障害者雇用状況の集計結果」より
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36946.html

出資の背景について

人口動態を背景とする国内の労働力人口の減少が社会問題となっている中、障害者という潜在労働層の戦力化というテーマに取り組むD&Iは、成長の可能性があると考え出資実行に至りました。組織全体の生産性向上に向けて、障害者が力を発揮できる業務の切り出しやリモートワーク活用など、障害者雇用における卓越した知見を有し、これまでにベンチャーから上場企業まで5,000社以上の支援実績を誇ります。石川県金沢市の出身である代表取締役の小林鉄郎氏がさらなる飛躍に向けた事業を推進するD&Iに対し、当ファンドでも北陸地域との結び付きや経営面のサポートを行ってまいります。

出資先の会社概要

会社名 株式会社D&I
代表者 代表取締役 小林 鉄郎
本社所在地 東京都千代田区神田錦町3-3 竹橋3-3ビル5F
事業内容 障害者雇用支援教育事業
ホームページ https://d-and-i.jp/

本ファンドの概要

名称 ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合
(略称:ほくりくスタートアップコミュニティファンド)
組成 2024年4月8日
ファンド総額 目標30億円
出資者 無限責任組合員(GP): 株式会社QRインベストメント
HED有限責任事業組合
有限責任組合員(LP): 株式会社北國銀行
株式会社北國新聞社
※順次募集中
存続期間 10年(但し、合意により2年延長可)
投資対象 ・北陸地域に本店及び重要拠点を有する企業
・北陸地域に所縁のある者(出身者等)が経営する企業 等